Squeak-jaの皆様へ
いつもお世話になっております。
デジタルハリウッド大学院の宮坂です。
最近では、HPスーパーサイエンスキッズのワークショップが秋葉原のデジタルハリ
ウッド大学を会場に開催されており、HP-Squeakersの皆様にはお世話になっておりま
す。おかげさまで、デジハリ側でのスクイーク熱も徐々に高まりつつあり、デジハリ
大学では大学生主導によるスクイークのサークル活動も立上げ準備中です。今後の展
開にご期待ください。
さて、ワークショップのお知らせと、活動報告を簡単にさせていただきます。
1.お知らせ
2月中に3回、原宿のKDDIデザイニングスタジオでワークショップをさせていただけ
ることになっています。
詳細はこちらをご覧ください。
http://www.kds.kddi.com/whatsnew/06013111.html主催者側が参加者募集に苦労しているようですので、ご興味ありそうな方にご紹介い
ただければ幸いです。
初回は、今週の日曜日(2月5日)です。参加申し込みは、上記のURLよりできますの
で)
主催者の希望により「ブロマイドを作ろう」とか「1年後の僕へおくるメッセージ」
など、ちょっと面白いタイトルがついていますが、内容は、スクイークを使ったアニ
メーションです。この会場でのワークショップは、参加者が小学校低学年以下の子ど
も達が多く、また時間も限られているので、プログラミングを教えるというよりも、
「スクイークでデジタルコンテンツを作ることの楽しさを伝える」ことに主眼をおい
たものになっております。
2.ワークショップ活動報告
先日、藤沢市の市民団体主催によるAD/HD、LDといった発達障害をもった児童向けの
スクイークワークショップ(3回)が終わりました。
さすがに月1回で1回90分という制約のなかでは、HPスーパーサイエンスキッズの
ワークショップのようなすごい作品は難しく、「進む」「回る」「跳ね返る」を使っ
た簡単なプログラムでしたが、「モノづくりのたのしさ」を伝えることはできたかと
思います。
障害をもった子ども達と一緒にスクイークをするのは初めての経験だったので、主に
次のような点を工夫しました。
1)ハロの出し方は、通常の「ALT+クリック」という「協調運動(ふたつの動作の組
み合わせ)」は上手くできない児童もいるということだったので、「右クリック」で
出るように設定を替えておきました。(全てが3ボタンマウスなら中央ボタンでもよ
かったのですが、主催者側で用意されたPCは古いものも多かったので。。。)
2)絵を描くことが難しい子も多かったので、部品の「四角形」や「楕円」を組み合
わせてクルマの形を作り、それを「長方形ツール」でひとつのオブジェクトにしてか
ら色を変える、というような進めかたをしました。
3)「15分に一回のサプライズ」を意識しました。これは本職の先生から指導いた
だいたのですが、特にこうした障害をもった子ども達の場合には、集中力を維持させ
るために15分おきくらいにに「ハッ」とさせるなにかが必須とのこと。カリキュラ
ムの流れの中で、こうしたメリハリを意識しました。
主催者の方からは、こうした障害を持っている子ども達にワークショップを通して
「自分にもできるんだ」という自信をもってほしい、ということを最初に言われてい
ましたが、ワークショップの最後に「これで君達もプログラマーの仲間入りだね!」
という話をしたところ、参加してくれた子ども達皆が目をキラキラさせてはにかんで
いたのがとても印象的でした。これも、スクイークの不思議な魔法の力ですね。さす
がです!
今回も、我々のプロジェクトメンバー一同、スクイークを通して、とても貴重な経験
をすることができました。
スクイークの関係者の皆様、いつも本当にありがとうございます。
以上、簡単ですが、お知らせとご報告まで。
今後ともよろしくお願いいたします!!
-------------------------------------------
宮坂俊夫 (Toshio Miyasaka )
デジタルハリウッド大学院
デジタルコンテンツ研究科 研究員
http://mts-j.hiho.jp/http://www.dhw.co.jp/gs/-------------------------------------------
Tel : 070-6566-0623
Fax : 020-4666-0069 (D-FAX)
e-mail :
[hidden email]
mobile :
[hidden email]
-------------------------------------------