井上 様
お礼のご返事が遅くなりました。今日は、三鷹市内では小学校の卒業式で、
参加してきました。
学習不足のわたしに分かりやすくごていねいな説明をいただき、ありがとう
ございました。お母さん方にもそのままご説明をさせていただきます。
■ スクイーク(=eToy)が求めるものとは?
子どもたちが「コンパスと定規で正7角形を書く」ことが基本でしょうが、
スクイークは、タイルの数値を変えることで「簡単に多くの正多角形が書ける」
ことにわたしは魅力を感じていました。
そして円に近似したさまざまな正n角形が短時間で描け、結果をすぐさま見る
ことができるのに驚きました。
また、多くのアプリケーションソフトが、その使い方(技術)の学習に終始
してしまう中で、スクイークは、遊びの中で考える要素が多く、魅力ある「考
える道具」の一つと思っています。
しかし、タイルを並べて正多角形を書かせると、少しずつ変化が見られまし
た。あまり深く考えず、子どもたちにそのまま伝え、子どもたちに考えてもら
えばよいようですね。
素人のわたしには、Smalltalk (ソース)を読むこともできず、小学生に
どのように説明し、お父さんたちやお母さんたちがどう説明をしたらよいのか
と迷い、メーリングリストに依頼し、ご相談しました。
井上さんから「正n角形の場合で、特別に正確に書けるのはたてよこが画面
に平行な正方形の場合だけではないでしょうか」とのアドバイスで、スクイー
クに、わたしが求めるものは何だったのかと改めて考えています。
■ 円周率「おおよそ3」
三鷹市での『第2回スクイーク指導者講習会』で最後に「半径200ドット
の円周率をスクイークで測る」という課題を学びました。結果は、「円周率=
3.325」であったり、「3.275」であったりで、みんなで歓声を上げながら楽し
みました。
これがスクイーク(eToy)の魅力なのだと。
円周率は、2002年度「学習指導要領改訂」で「3.14」ではなく「およそ
3」と単純化された記憶があったからです。
ある世田谷の友人から「学習指導要領では3でもよい、としているだけで
3.14と教えてはいけないとは書いてない」と教えていただきました。
また「3.14に慣れているから3では粗すぎると感じるだけで、3でも
とりあえず差し支えないではないか、3.14にこだわる必要はない、とい
うのが私の考えです」とも書かれていました。
スクイークを知って3か月ですが、これからも珍問愚問するかもしれませ
ん。その時はご指摘ください。今後ともよろしくご指導ください。
□ 参考までに
山宮隆さんの「スクイークを活用した教育の研究発表会(C4)」報告
「2006年の夏に、『Viewpoints Research Institute』では重要なある一つ
の決定をしました。
……
簡単に言うと、『イートイ』でコンピュータに必要なソフトの全部を書い
てしまおうというものです」
……
アランさんが考えたのは、『T型フォード』みたいに分解できるコンピュー
タが欲しいということです。もしも『イートイ』でアニメを作るだけじゃな
くて、コンピュータの深い仕組み、例えばネットワークの動き、フォントが表
示される仕組み、スピーカのコーンが音を出す仕組みを操作出来たらどうで
しょうか? コンピュータの中身は何か難しい、手の届かないものに思いがち
です。
しかし、それはただの道具なのです。『イートイ』でそのすべてにアクセス
することによって、私たちはコンピュータに使われるのではなく、本当の意味
で活用出来るようになります。それが Viewpoints の目標です。5年以内にや
ります。」
田 中 昭 二
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