こんにちは、阿部です。
さきほど、Viewpoints Research InstituteのKim
Roseさんから、大きく変更された新しいSqueakland,orgのウェブサイトとEtoysのリリースについてのアナウンスがありました。
[Squeakland] Please visit the new Etoys website!
http://vpri.org/pipermail/squeakland/2008-September/004340.html[Squeakland] Release Notes for Etoys download - Sept 2008
http://vpri.org/pipermail/squeakland/2008-September/004341.html現時点でSqueakland.jpに変更はありません。また、ダウンロードできるものは今まで通り、Squekaland
2005J2です。これらが変わるときは、またお知らせします。
アナウンスの内容は読んでもらうとして、以前は単にSqueakと呼ばれていたものが、Squeak
EtoysあるいはEtoysに変わっていることに気付かれたと思います。
もともと、Squeakという言葉は、教育用タイルスクリプト言語環境(Etoys)だけでなく、その実行環境(VM)やツール(Brower,
Workspaceなど)、ライブラリ(Number, Collection,
Morphなど)、プログラミング言語(Smalltalk)などをすべてを含んだものでした。しかし、Etoysに多くの注目が集まったことで、SqueakがEtoysの意味で広く使われるようになりました。今回の変更はこれで生じた混乱を減らす意味で行われるものです。ただし、Squeaklandはあまりにポピュラーなので当面使うことになると思います。いずれにしても、このことで日本のSqueak-jaやSqueakland.jpの名前が変わることはありません。
新しいEtoysには、OLPC版を開発する上で行われた多くの改良と、サンプルプロジェクト、ヘルプシステムなどが含まれます。デザインも大きく変わりました。
Etoysをインストールする際は、Squeakland 2005Jをアンインストールしなくても同時に使うことができます(prファイルの関連付けは変わります)。
日本語で使うには、起動時に表示される「This language needs additional fonts. Do you want
to install the fonts?」のメニューに「Yes」と答え、インストールの終了後にAlt+Shift+wキーを押して表示されるメニューから「保存」を選んでください。これで次回からは日本語で表示されます。
なお、この作業は必ずインターネットに接続された状態で行う必要があります。また、「No」と答えた場合は、文字が化けるため、言語切替ボタン(旗のアイコン)をクリックして、「English」等に変える必要があります。
Etoysは従来のプロジェクトファイル(pr)を開くことができますが、Etoysで一旦保存したものは以前のバージョンで開くことができません。
また、Windowsの場合、デフォルトのディレクトリが、「C:\My Squeak」から、「C:\Documents and
Settings\ユーザ名\My Documents\etoys」に変わっています。
いろいろ試してみて、見つけた新機能やアイデアについて、教えてもらえるとうれしいです。
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阿部 和広 EMAIL
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