[Squeak-ja: 4190] 鉛筆で演奏し、ゲームを操る

Previous Topic Next Topic
 
classic Classic list List threaded Threaded
2 messages Options
Reply | Threaded
Open this post in threaded view
|

[Squeak-ja: 4190] 鉛筆で演奏し、ゲームを操る

Kazuhiro ABE-3
こんにちは、阿部です。

オライリー・ジャパンのMake: Technology on Your Time Volume
06に表題の記事を書きました。サブタイトルは「「 世界聴診器」を使って、身近な物と電気を使って遊ぶ。」です。
http://www.oreilly.co.jp/books/9784873114019/

「楽器やゲームを買って遊ぶのは楽しいが、それらを自分で作ることもできる。キーボードの鍵盤やゲームパッドのボタンはスイッチだ。アナログコントローラには可変抵抗器が使われている。これらの電子部品はおなじみのものだが、身近にあるものを使うこともできる。それが鉛筆だ。今回は鉛筆と紙で可変抵抗器を作り、それをリボンコントローラ代わりにしてオルガンのような楽器を作る。最終的にはパソコンにつないでゲームの操縦に挑戦する。」

前半は電子工作の話ですが、後半にSqueak Etoysとの連携やOLPC XOとの接続についてもちょっと出てきます。
世界聴診器というのは、単3電池2本分くらいの小さなデバイスで、イヤホンとセンサをつなぐと、その入力に応じて異なる音が出ます。イヤホンの代わりにパソコンのマイク端子につないで、パソコンを制御することも出来ます。
http://swikis.ddo.jp/WorldStethoscope/2

これがIPAの未踏ソフトウェア創造事業に採択されたのが2003年、それ以来、各地でデモやワークショップを行ってきましたが、記事になるのは今回が初めてです。
開発した当時はフィジカルコンピューティングという言葉もまだ一般的ではありませんでしたが(英語版のWikipediaにPysical
computingが載ったのが2005年)、昨今のブームのお陰で再評価されるのではないかと期待しています。現象を音として聞ける点やPC接続時にドライバが不要な点など、ユニークな特徴があり、インタラクティブアートや子供向けワークショップの素材として使えます。
3月26日に発売されますので、よろしければお読みください。

 //abee
--
阿部 和広  EMAIL [hidden email]
Reply | Threaded
Open this post in threaded view
|

[Squeak-ja: 4191] Re: 鉛筆で演奏し、ゲームを操る

SUGIMOTO Kenji
阿部さん、杉本と申します。

世界聴診器をキットから作ったのと、完成品と2台持っていまして、子どもたちと夏の遊びに使おうとしています。
MAKEも愛読する雑誌なので、楽しみが重なりました。ご執筆に感謝します。

鉛筆と紙は55年前にラジオ少年が愛用したもので、どこからか拾ってきたスプリングと組み合わせてエコーを効かせた音響機器を作ったものでした。