はじめまして、林徹也と申します。
阿部さんたちのワークショップの手伝いなどさせていただいてます。
どのようなご利用をされているのか分からないので、モーフやタイルスクリプトで利用されているという想定で書かせていただきます。外していましたらすみません。
老婆心ながら、私も、Squeak 4.2 を「子供たちの学習環境としては使わない」方がいいかなと感じています。
もうちょっと強い言い方をしてしまうと使ってはいけないのではないかと思います。
といいますのは、Squeak 4.x シリーズは、Smalltalk言語処理系としての洗練(大人のアプリ開発)を目指していて、子供の学習での利用はもう考慮されてないと思っています(開発スタッフのメンバも違ってるようですし…)。おそらく開発側としてはタイルスクリプトなどには触って欲しく無いところではないかと推察します。たまたま取り去るのが大変なので残してるというだけで。
逆に子供の学習環境としての洗練を目指してるのが、Squeak EToys版でOLPCに搭載されて世界中に配られているのもEToys版です。いうなれば Squeak2005Jでのモーフ、タイルスクリプリトなどの系譜の正統はこちらのバージョンだと思います。
さらに、4.2を利用した結果のフィードバックを返そうと思っても、開発スタッフに受け取ってもらえない可能性もあるのではと危惧します(4.xでのメンバは、タイルスクリプトなどに関心を持ってる人は少ないのでは?)。
たとえば、せっかくモーフやタイルスクリプトのバグを報告しても、修正してもらえないだけでなく、極端な場合、そのバグを起こしてる機能そのものが削除される(=例= おかしい動きをするタイルを直すのではなく、タイルそのものを無くすことで問題解決されてしまう)可能性すらあるかもしれません。
この点でもSqueak EToys版ならば受け取り先がありますので、ワールドワイドで貢献できるのではと思います。
Squeak EToys 版と Squeak 4.x 版が存在している理由として、
これらは、そもそも思想が異なる別なプロダクトで、
Squeak EToys → 従来のスクイークを継承する
Squeak 4.x シリーズ → 名前は引き継いだけど全く別プロダクト
ぐらいに理解された方がよろしいのではないかと思ってます。
# 間違っていたら修正お願いします>識者の方
なお、UIデザインが若干異なるので資料などを再整備しなければならないなどの話もあるかもしれませんが、一度 Squeak EToys版を試してみてもいいのではないでしょうか?
ご参考になれば幸いです。
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林 徹也, Tetsuya HAYASHI, E-Mail:
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