[Squeak-ja: 3031] Wiki としての SuperSwiki

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[Squeak-ja: 3057] Re: Wiki としての SuperSwiki

Koji Yokokawa
横川です。

On Fri, 14 Jul 2006 08:29:49 +0900
"NAKATA, Shunsuke" <[hidden email]> wrote:

> 横川さん
>
> 中田です。
>
>
> 私は職場でWiki(Wifky)で業務用のサイトを運営していて感じるのは、
> 「便利」というのは究極的にはその人それぞれで違うということてです。
>
> 私の職場はほとんどは技術者なのですが、中には技術補助の業務の方や、
> 庶務(人事関連などを扱えう業務)やシステム管理の担当者など、業務内容が
> 明らかに異なる人がいます。圧倒的多数の閲覧者であろう技術者のみに
> 焦点をあててサイトを構築すると、技術者には便利なサイトになるでしょうが、
> その他の業務の方には不便になってしまいます。
>
> こういう問題を解決するには、ポートレットというところに行き着きますよね。
> サイトのトップページを利用者一人一人が自分の必要に合わせて変えてゆく。
> 私の知る限り既存のポータルサーバーというのは、ポートレットはそのサーバー
> の中だけで閉じてるものです。
>
> 例えば人によっては他部署の運営するポートレットを自分のページに
> 貼り付けたいと思う人もいますが、それはポートレットに共通の規格が
> ないためにそれは適わない。(そのページごと内部フレームIFRAMEとして
> 取込んで表示してしまうポートレットを自部署が使うポータルにあれば
> それに近しいことはできる形になりますが、)
>
> 世の中のポートレットに統一した規格があれば、あちこちのサイトの
> ポートレットを取込んで、自分にとって本当に使いやすいページにできますね。
>
> 横川さんがおっしゃるWeb2.0時代の情報サイトというのは、
> そういうものなのでしょうか。

ポートレットというとJavaのポートレットのことでしょうか。
(ポートレットについて詳しくないのですが)これはぼくの考えていることとは違
うようです。
でも、Webアプリの流通やパーソナライズは利用しやすさにとても大きな影響を
与える問題です。この方向では、WebサービスとUIコンポーネントという構成が
あるのではないでしょうか?
たとえば、Pier上で他部署やらGoogleやらAmazonやらのWebサービスを利用する
ためのコンポーネントを(デモで○×ゲームを配置したように)画面に配置すると
いうのはいかがですか?


さてぼくが興味を持っているのは何かというと、Webに流れる情報の意味の方で
す。
Webを単に印刷雑誌の紙面みたいにとらえるのではなくて、意味を持つ情報とし
て取り扱う技術が模索されています。セマンティックウェブと呼ばれるものです。
もしも情報の意味をうまく取り扱えたら、ブログを読み書きするなどのInternat
上の普通の人々の日々の活動がそのままプログラミングしてることになるような
環境ができるかもしれません。

うまく言えないので、じれったい思いをさせてすみません。でも、まだアイデア
がまとまっていないので大言壮語になりそうです(もう既にそうとうなってるか
も)。今はこれくらいで勘弁してください。

...

>
> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
>
> >> ぼくは信頼や完成度をどう評価するかという評価基準から変えてみようと思って
> >> います。「辞書とはこういうものだ」という今ある常識自体を疑ってみようとい
> >> う考え方です。
> >> ですから、「Wikipedia自体がどうなるか」を言っているのではありません。辞
> >> 書のように見えてまったく別の仕組み、もしくはぜんぜん辞書っぽくないけど辞
> >> 書の項目を調べるのと同じような効果があるものができないかと考えてます。
> >>
> >> たとえば、Web2.0という得体の知れない言葉を調べるとしたら、去年のの解釈と
> >> 最近1ヶ月の解釈では違っていたり、経済方面の人とIT方面の人ではまたぜんぜ
> >> ん違っていたりというのは当たり前です。古くて変わらない情報は辞書を調べれ
> >> ばいいけど、新しくて活発に議論されている情報のためのツールはほとんど無い
> >> というのが現状でしょう。
> >>
> >> 実はここまで書いて、大げさな言い方になってしまって困ってしまいました。
> >> とりあえずぼくがやれるのは単に新しいブログ・サーバを作ってみるだけという
> >> のが現状です。
> >> # こころざしは高く
> >> # 目標は低く
> --------------------------------------

-- !
Koji Yokokawa <[hidden email]>
    http://yengawa.com/
    ^self new!

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[Squeak-ja: 3058] Re: Wiki としての SuperSwiki

NAKATA, Shunsuke
--------------------------------------------------
* このメーリングリストを受信されている方々へ:
以下、SmalltalkともWikiとも必ずしも関係がない内容になっていますが、、
話の流れからこちらのメーリングリストで続けさせていただくことを、
ご容赦くだされば幸いです。
--------------------------------------------------


横川さん

中田です。返信、ありがとうございます。


>>>> ポートレットというとJavaのポートレットのことでしょうか。
>>>> (ポートレットについて詳しくないのですが)
>>>> これはぼくの考えていることとは違うようです。

私も実のところポートレットについては詳しくありません。
Javaにもみポートレットがのあるのですね!?



>>>> この方向では、WebサービスとUIコンポーネントという構成が
>>>> あるのではないでしょうか?

>>>> たとえば、Pier上で他部署やらGoogleやらAmazonやらの
>>>> Webサービスを利用するためのコンポーネントを
>>>> (デモで○×ゲームを配置したように)画面に配置すると
>>>> いうのはいかがですか?

私がイメージしているのは、横川さんのそれと同じものだと思います。
ひとつのページの中に取込んで使うWebコンテンツのコンポーネントです。

----
■ 標準化の問題

私の会社にある社内共通のサイトはポータルサイトになっています。
社内イベントのコーナー(総務部の管理)、社長のコメントコーナー、
業務リンクのコーナー、共通設備の稼動状況をしらせるコーナーなど、
さまざまなコーナーが一つのページに貼り付けてあります。
(それぞれのコーナーがポートレットになっています。)

ですが、それらのポートレットを外部から取込むことはできません。
例えば、私の部署には部のウェブサイトがあり。それはOracleではなく、
Wiki(Wifky)なのですが、そのページ内に上記のポートレットを
(たとえば社内イベントのポートレットを) 貼り付けることはできません。

「ポートレット」(あるは Web部品) の標準規格がない (のですねよ!?)
ことが問題で、W3Cなどの規格があれば、世の中のポートレットを
自分のサイトに簡単にはりつけられるというメリットがあると思います。


これは技術的な問題ではありません。早く標準化されるてほしいものです。

-----
■ 簡単に作成できるポートレット!?

ページに貼り付けられる部品をクライアントサイトから
分類すると次のようになると思います。

(1) 静的なHTMLコード (純粋なHTMLコードだけ)
(2) スクリプトを含むHTMLコード (HTML+JavaScriptなど)
(3) クライアントサイドで実行される部品 (Java Applet, Flash など)


Wiki(s) プラグイン, Seaside 部品, Java Servlet, Oracle Portlet など
を恐らくサーバーサイドで実行して静的なHTMLコードのみを表示する(1)を
出力しているものと思います。

株価や天気図やチャット掲示板など、刻々と変化するものモニター・編集を
可能にするには、(2)か(3)が必要ですね。YouOSは(2)と(3)でしょうか。

提供する情報の内容の性質によって使い分ければよいものですが、
さまざまな技術を知らないと使い分けられないという現状は残念ですね。

残念ながらそれらの技術は、必ずしも技術に詳しくないひとや、
詳しくなりたいと願っているわけではない人にとって、
数日で身につくほど簡単に理解できるものではありません。

Wikipediaの記事のように、だれもが簡単に新しいサービス(ポートレット)
を作成できるような環境が望ましいところです。その意味でも、感覚的に
理解でき、視覚的に部品を作成できる環境は必要だと思います。

----
■ 知的エージェントとポートレット

世の中にはさまざまな技術が存在しますが、私たちが必要としているのは、
結局のところ、自分にとってそのとき必要な情報への迅速なアクセスです。
技術やサービスはそれらを実現する方法に過ぎません。

情報提供といえば、コールセンターがあります。利用者が電話経由で
目下の問題への解決法ほ相談するものですね。コールセンターには
さまざまなオペーレーターがいますが、利用者にとって気の利いた
オペレーターに当たりたいものです: 尋ねてはいないが知っておくと
よい情報を提供してくれるる。不十分な質問から内容を汲み取ってくれる。

(知的)エージェントの話がありましたね。ポートレット(Web部品)にも
知的エージェントの性質があれば利用にとってさらに便利なサービス
を提供できるかも知れません: 同じページ内に取り込まれている
他のポートレットを見渡して、その利用者の必要としてることや関心事を
推察し、補足となる情報を提供してくれる。ユーザーが頻繁にクリックする
情報を大きく表示したり、アクセスしやすい位置に移動してくれる。

そんな情報提供システムになればうれしいですね。

----

以上は私のただの夢です。私自身にはそれを実現する技術も知識もありません。
私にできることといえば、職場内のウェブサイトを手作業で更新/変更するぐら
いです。このスレッドをご覧の方でこの様な考え方を理解し、実現できる立場
にある方がいらっしゃれば、一つの意見として留意して下されば幸いです。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

> さてぼくが興味を持っているのは何かというと、Webに流れる情報の意味の方で
> す。
> Webを単に印刷雑誌の紙面みたいにとらえるのではなくて、意味を持つ情報とし
> て取り扱う技術が模索されています。セマンティックウェブと呼ばれるものです。
> もしも情報の意味をうまく取り扱えたら、ブログを読み書きするなどのInternat
> 上の普通の人々の日々の活動がそのままプログラミングしてることになるような
> 環境ができるかもしれません。
>
> うまく言えないので、じれったい思いをさせてすみません。でも、まだアイデア
> がまとまっていないので大言壮語になりそうです(もう既にそうとうなってるか
> も)。今はこれくらいで勘弁してください。
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[Squeak-ja: 3059] Re: Wiki としての SuperSwiki

NAKATA, Shunsuke
In reply to this post by Masashi Umezawa
梅澤さん

中田です。返信、ありがとうございます。

「協調作業」という言葉に別の解釈があることを忘れていました。

サイトを拝見しました。SqSquare や Kansas は作業の「同時性」
に重点を置いたシステムのようですね。

同時性のある協調作業を支援するツールとしては、Microsoft NetMeeting
や Microsoft Windows XP の リモートアシスタンス がありますね。
私は仕事で NetMeeting をよく使います。これらのソフトウェアでも
デスクトップを共有して、互いのデスクトップをネットワーク越しに
操作できます。SqSquare や Kansas はそれと似ていますね。

私がイメージしていた協調作業は同時性がないWikipediaのそれです。

作業中に同時性が必要とされるか否かは作業の内容によるものですね。

音楽の作曲や芝居の台本の読み合わせ、ネットワークゲームなど、
もともと実時間性が強い作業では同時性が必要とされますね。
また、道順を教えるとか、本の校正をしたり、レントゲン写真の
説明をする場合や、手話で会話したい場合など、視覚性があるものを
対象とする場合も同時性が必要ですね。

ですが、プログラミング作業の場合は同時性というのは必ずしも
必要ないのではないかと考えいます。(もちろん同時性があっても
問題ありませんが。) プログラミング作業に同時性のある協調作業
環境を導入するとプログラミングスタイルはどのように変わると
お考えでしょうか。残念ながら私には想像ができませんでした。

よろしければ、どのようなビジョンをお持ちなのか、教えてください。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは
梅澤です。

手前味噌になりますが、南谷君と私とで作成しているシステム
にSqSquareというものがあります。

デモサイト:
http://www.sqsq.jp:9092/seaside/SqSquare

解説(プラグインインストールの仕方など):
http://sqsq.jp/SqSquare/2

これは、Squeakのプラグインを使い、皆で協働作業できるような仮想デスクトップ
をWebブラウザ上に作ってしまおうというものです。YouOSほど洗練されてはいま
せんが、
Kansasプロジェクトの考えを受け継ぎ、広大なデスクトップを提供するという点
が特徴
になっています。
http://research.sun.com/ics/kansas.html

よろしければお試しください。

---
[:masashi | ^umezawa]
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[Squeak-ja: 3060] Re: Wiki としての SuperSwiki

Masashi Umezawa
こんにちは
梅澤です。

> ですが、プログラミング作業の場合は同時性というのは必ずしも
> 必要ないのではないかと考えいます。(もちろん同時性があっても
> 問題ありませんが。) プログラミング作業に同時性のある協調作業
> 環境を導入するとプログラミングスタイルはどのように変わると
> お考えでしょうか。残念ながら私には想像ができませんでした。
>
> よろしければ、どのようなビジョンをお持ちなのか、教えてください。

端的に言えば、バーチャルな環境でもペア(もしくはそれ以上の人数の)
プログラミングができるようになるということだと思います。

ペアプログラミングの効用としては下記が詳しいです。
http://www.pairprogramming.com/

同時性のメリットとして重要なのは、プログラミングしている課程が相手に伝わる
ということだと思います。同時性がない従来の環境では、プログラミングのある時点
での成果(ソースコード)を共有することができても、そこに至るまでの作業や思考の
過程を共有することができません。しかし良いプログラマになるには、名人と呼ばれる
人のツールの使い方の所作や、問題解決に至っていくまでのコードの変遷のさせ方
といったものを、見て学ぶ(盗むとも言われますが)ことが重要です。静的な
ドキュメントでは伝わりにくいこうした情報が伝わることで、全体としてのスキル
アップが見込めるでしょう。

もう一つ上げると、従来のソースコードというファイル単位でのロックを排除
できるということがあると思います。オブジェクト指向の言語や開発環境を使って
いても、なぜか開発の単位は物理的なファイルになってしまっているという
のが現状です。しかし同時性が十分にあれば、相手が開発環境の中でコードのどこを
さわっているかは自明なわけで、ファイルのロックに縛られない、そこにある
オブジェクトのみを対象とした、もっと自由な協働作業が可能になるでしょう。

---
[:masashi | ^umezawa]
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[Squeak-ja: 3061] Re: Wiki としての SuperSwiki

NAKATA, Shunsuke
梅澤さん

中田です。返信、ありがとうございます。

SqSquare や Kansas は ペアプログラミングが可能にして、かつ、
コードのブロックを避けられる開発環境ということですね。
「協調作業」にはそういう発展もあったのですねぇ〜。

私は次の点で Wikipedia は興味深いと感じています:
(1) 全体の機能を停止するこなく少しずつ成長していく。
(2) 成長の過程は、相互不認知の不特定多数により非同期になされる。
(3) 指揮をとる人物や団体はない。(上書き合戦はあるようですが)

とりわけ (1) については、従来の本の出版やパッケージアプリケーション
開発などとは大きく異なるもので、非常に興味深く感じています。

SqSquare や Kansas はこの様な形態のソフトウェア環境ではない
でしょうから、その意味では、私が言っている「協調作業」という
言葉とは違うものかもしれません。ですが、同時性という概念は、
上述の概念と矛盾しない直交するものですので、今後のソフトウェア
のあり方として両者が融合する形で発展することもあり得ますね。

SqSquare や Kansas の今後が楽しみです。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは
梅澤です。

端的に言えば、バーチャルな環境でもペア(もしくはそれ以上の人数の)
プログラミングができるようになるということだと思います。

ペアプログラミングの効用としては下記が詳しいです。
http://www.pairprogramming.com/

同時性のメリットとして重要なのは、プログラミングしている課程が相手に伝わる
ということだと思います。同時性がない従来の環境では、プログラミングのある時点
での成果(ソースコード)を共有することができても、そこに至るまでの作業や思考の
過程を共有することができません。しかし良いプログラマになるには、名人と呼
ばれる
人のツールの使い方の所作や、問題解決に至っていくまでのコードの変遷のさせ方
といったものを、見て学ぶ(盗むとも言われますが)ことが重要です。静的な
ドキュメントでは伝わりにくいこうした情報が伝わることで、全体としてのスキル
アップが見込めるでしょう。

もう一つ上げると、従来のソースコードというファイル単位でのロックを排除
できるということがあると思います。オブジェクト指向の言語や開発環境を使って
いても、なぜか開発の単位は物理的なファイルになってしまっているという
のが現状です。しかし同時性が十分にあれば、相手が開発環境の中でコードのどこを
さわっているかは自明なわけで、ファイルのロックに縛られない、そこにある
オブジェクトのみを対象とした、もっと自由な協働作業が可能になるでしょう。

---
[:masashi | ^umezawa]

--------------------------------------
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[Squeak-ja: 3062] Re: Wiki としての SuperSwiki

Yoshiki Ohshima
  おおしまです。

> SqSquare や Kansas はこの様な形態のソフトウェア環境ではない
> でしょうから、その意味では、私が言っている「協調作業」という
> 言葉とは違うものかもしれません。ですが、同時性という概念は、
> 上述の概念と矛盾しない直交するものですので、今後のソフトウェア
> のあり方として両者が融合する形で発展することもあり得ますね。

  話がいつ出るかいつ出るかと思っていましたが、別の、というかSqSquareと
将来組み合わされるものとして、WysiWikiという仮称で呼ばれている機能を実
現したTinLizzieというシステムも開発中です。これは、eToysのようなタイプ
のコンテンツをwebにおき、そのコンテンツを名前の通りに非同期的に編集で
きるようにしてお互いの間をハイパーリンクでつなぐこともできるというもの
です。

  利点としては、非同期な協調をしつつ、SqSquareでそのままつながって同期
的にもなれる、というあたりを狙っています。

-- Yoshiki
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[Squeak-ja: 3069] Re: Wiki としての SuperSwiki

NAKATA, Shunsuke
中田です。おおしまさん、返信ありがとうございます。

既にそのようなシステムが作られつつあるのですね。

いろいろな案がありましたので、全部まとめると、、、

今後望まれるソフトウェア環境は:

1. 全体の機能を停止するこなく少しずつ成長していく。(Wiki)

2. 成長の過程は、相互不認知の不特定多数により非同期になされる。(Wiki)

3. Webブラウザーで閲覧できる。(Seaside, Wiki, YouOS)

4. Webブラウザーで編集できる。(Wiki, YouOS)

5. 高階関数やテンプレートなど、アルゴリズム抽象をサポートする。(Haskell,
LISP,Ada,C++)

6. 同時性をサポートする。(SqSquare, Kansas)

7. ポートレットもある。それが知的エージェントであればなおよい。(Oracle,
Swimmy)

8. その中の部品はサイトを超えて使うことができる。(W3C, OpenDoc, Web2.0)

9. システム自身に変更履歴を管理する機能がある。(Wiki)

10. システム内の資源はすべてオブジェクトであり、ソフトウェアの操作の対象
になり得る。(LISP, Smalltalk)

11. 視覚的に操作できる。(eToys, MindStorm, Simulink)

12. セキュリティの機能がある。核となるものや重要なものには鍵をかけられ、
また、外因性のウィルスに対して耐性がある。(Java Applet, eToys)

13. (自動)負荷分散の機能がある。(複数のサーバー間また、サーバーとクライ
アント間で。) (Mach, Amoeba; CGI, Java Servlet, JavaScript, Java Applet,
Flash, thin client)

(括弧内は関連する語。)


思いつくままに書きましたが、他に付け足すものはありませんか?

これらを総合するとどんな全体像になるかは、いまいち想像しにくいですが、
アイデアをどんどん出すのは、ブレインストーミングじゃないですが、
新しい可能性や方向性を示すきっかけになると思います。

何かご意見あれば、いただけるとうれしく思います。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
おおしまです。

>> SqSquare や Kansas はこの様な形態のソフトウェア環境ではない
>> でしょうから、その意味では、私が言っている「協調作業」という
>> 言葉とは違うものかもしれません。ですが、同時性という概念は、
>> 上述の概念と矛盾しない直交するものですので、今後のソフトウェア
>> のあり方として両者が融合する形で発展することもあり得ますね。

  話がいつ出るかいつ出るかと思っていましたが、別の、というかSqSquareと
将来組み合わされるものとして、WysiWikiという仮称で呼ばれている機能を実
現したTinLizzieというシステムも開発中です。これは、eToysのようなタイプ
のコンテンツをwebにおき、そのコンテンツを名前の通りに非同期的に編集で
きるようにしてお互いの間をハイパーリンクでつなぐこともできるというもの
です。

  利点としては、非同期な協調をしつつ、SqSquareでそのままつながって同期
的にもなれる、というあたりを狙っています。

-- Yoshiki


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