濱田さん、ごきげんよう。鷲見です。
mcz ファイルを Squeakland2005J で読み込むこと自体は、簡単です。 お使いのホスト OS が何かにもよりますが、mcz ファイル(のアイコン)を Squeak のデスクトップにドロップインし、ポップアップするメニューから 「ロード」を選ぶだけで可能なはずです。余談ですが、画像や .pr(プロジェクト) のファイルでも同様のことができます。 ただ、ざっと試してみたところ、この最新版は Squeakland2005J イメージでは 起動に失敗するようです。おそらく、最新の Squeak 3.9 か、それに準ずる内容の イメージが必要なのでしょう。 http://squeak.org/Documentation/Installation これを入手して起動し、くだんの mcz ファイルを前述の方法でロードできたら、 どこか文字をタイプして入力できる場所で、「DrGApp new」と入力し、 選択状態にしてから do it (alt/cmd + D) すると起動できます。 試してみて、また分からないことがあれば訊いてみてください。 07/03/08 に Tatsuyoshi HAMADA<[hidden email]> さんは書きました: > mcz というファイルが何らかのアーカイブだとは思うのですが、 > これを Squeakland2005J で動作させるためには、 > どのような手順を踏めば良いのでしょうか? -- Masato Sumi |
In reply to this post by Tatsuyoshi HAMADA-2
阿部@新百合です。
On Thu, 08 Mar 2007 16:02:55 +0900 (JST) Tatsuyoshi HAMADA <[hidden email]> wrote: >実は、上記サイトから >http://www.squeaksource.com/DrGeoII/ >を経て最新版の >http://www.squeaksource.com/DrGeoII/DrGeoII-HilaireFernandes.73.mcz >を試してみたい > >mcz というファイルが何らかのアーカイブだとは思うのですが、 >これを Squeakland2005J で動作させるためには、 >どのような手順を踏めば良いのでしょうか? mczはSqueakのバージョン管理システムであるMonticelloのパッケージファイルで す。Windowsの場合は、このファイルをSqueakのウィンドウにドロップするだけで ロードできるのですが、Linux(のウィンドウマネージャ)用にこの機能が実装されて いるかどうか分かりません。 どのプラットホームでも使える手段としては、Squeakの標準ファイラであるファ イルリスト(File List)を使う方法があります。 ファイルリストはワールドメニューの「開く」から「ファイル・リスト」を選ぶ と開きます。ワールドメニューは、開発版の場合、バックグラウンドで左クリッ ク、eToysユーザ版の場合はEscキーで開きます。 ファイルリストの左上のペインからディレクトリを選択し、右上のペインでmczファ イルを選ぶと、右上の「ロード」ボタンが有効になりますので、それをクリック するとロードされます。 このとき、eToysユーザ版の場合は、読み書き可能なディレクトリが「My Squeak」 以下に制限されます。これはWindowsでは通常「C:\My Squeak」です。UNIX系では 環境変数のSQUEAK_USERDIRに依存すると思われますが、具体的にどこを指してい るのかよく分かりません。 さらに、DrGeoIIの場合はロード後にGUIでなくSmalltalk式を使って起動するよう になっているので、文字入力可能な場所、たとえばワークスペースなどをワール ドメニューから開き、「DrGApp new」と入力後、選択して右ボタンメニュー(中ボ タンかも)で「式を評価」します。 先日私が試したのは、DrGeoII-HilaireFernandes.72.mczだったのですが、73は必 要なメソッドが不足しているためにうまく動かないようです。72を試されるか、 パッチを作りましたので、73をロードした後に添付のstファイル(gzipしています) をファイルリストでファイルインしてから「DrGApp new」を評価してください。 Monticelloについては、川村さんのサイトが詳しいです。 http://squeak.qp.land.to/wiki/index.php?Tools%2FMonticello また、梅澤さんの「自由自在Squeakプログラミング」(ISBN 978-4-88373-203-6) にも解説があります。 //abee -- 阿部 和広 EMAIL [hidden email] DrGGeometryView-toolBar.st.gz (1K) Download Attachment |
濱田@福大です。
鷲見様、阿部様、 mcz の利用方法に関する解説、ありがとうございました。 お蔭様で、Linux, Windows 両方の環境で DrGeo II を起動することができました。 mcz が Monticello のパッケージファイルというところまでは、 辿り着いていたのですが、どう読み込むのか? また、どのように起動するのかで悩んでいました。 梅澤様の本も手元にありますので、 時間をつくって読み進めてみようと思います。 ところで、Dr. Geo II についてですが、 初等幾何的な構成については、実装されているのですが、 軌跡やスクリプト等の部分は、これからのようです。 しかし、Squeak 上で動かした印象としては、速度的にも 申し分なく、今後が楽しみだと思いました。 マクロスクリプトなどを SqueakToys のタイルプログラミングや Smalltalk で行なえると、より面白いアプリケーションに なるのではないかと思います。 |
阿部@新百合です。
On Thu, 08 Mar 2007 22:49:15 +0900 (JST) Tatsuyoshi HAMADA <[hidden email]> wrote: >ところで、Dr. Geo II についてですが、 >初等幾何的な構成については、実装されているのですが、 >軌跡やスクリプト等の部分は、これからのようです。 私も素人なのでよく分からないのですが、以下のムービーなどを見ると、ある程 度はスクリプティング可能になっているようです。 http://www.univ-savoie.fr/Portail/Groupes/fernandes/demos/2-thales/index.html どうも普通にハロを出したのではだめで、まずウィンドウ上部にある目玉アイコ ンをクリックしてから、ポイントなどをクリックするとビューワが開くようです。 このビューワでカテゴリを「drgeo」に変更すると、専用のフレーズタイルが現れ るので、これを使ってスクリプトを書くと動かすことができました。 //abee -- 阿部 和広 EMAIL [hidden email] |
濱田@福大です。
阿部様、御指摘ありがとうございます。これは、私の早とちりだったようです。 確かに eToys などとの連携を狙っていて、 すでに、かなりの部分が実装されているようですね。 原型の Dr.Geo の開発は ofset http://www.ofset.org/ というフリーソフトウェアによる教育を目指す組織の メインプロジェクトにもなっているようで、 Dr. Geo II により Squeak と連携が取れるようになったことは、 今後が、かなり楽しみです。 もう少し、Dr. Geo II を触ってみようと思います。 追伸 ところで、皆様、御存じかもしれませんが、このムービーを作成している vnc2swf, pyvnc2swf は、新山祐介さんという方が開発している 画面録画ユーティリティーです。 http://www.unixuser.org/~euske/vnc2swf/index-j.html フリーソフトウェアだけで、アプリケーションの利用方法などを動画で録画 再生できるので、たいへん重宝しております。 おそらく Squeak の利用方法の解説場面に置いても有益だと思います。 abee> >ところで、Dr. Geo II についてですが、 abee> >初等幾何的な構成については、実装されているのですが、 abee> >軌跡やスクリプト等の部分は、これからのようです。 abee> abee> 私も素人なのでよく分からないのですが、以下のムービーなどを見ると、ある程 abee> 度はスクリプティング可能になっているようです。 abee> abee> http://www.univ-savoie.fr/Portail/Groupes/fernandes/demos/2-thales/index.html abee> abee> どうも普通にハロを出したのではだめで、まずウィンドウ上部にある目玉アイコ abee> ンをクリックしてから、ポイントなどをクリックするとビューワが開くようです。 abee> このビューワでカテゴリを「drgeo」に変更すると、専用のフレーズタイルが現れ abee> るので、これを使ってスクリプトを書くと動かすことができました。 |
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